10代の女性達へ・・・セックスするときはコンドームを使おう

 セックスにも勉強することはたくさんあります。
ではまず、次の質問に答えられるかな? YesかNoで答えてね。

 1.性感染症にかかると、将来不妊症になることがある。
 2.クラミジアという病気はセックスで感染する。
 3.ヘルペスという病気はセックスで感染する。
 4.性感染症は、性器から口へ感染し、口から性器へも感染する。
 5.性感染症にかかっているとHIV(エイズウイルス)に感染しやすい。

答えはすべてYesです。1問でも分からなかった人は次も読もう。

 1997年以降、日本の20才前後の若者に、クラミジアなどの性感染症がとても増えています。
 クラミジア感染症では、女性の場合、かかった人の5人にひとりしか症状が出ないので、知らないうちに他の人にうつしてしまうのです。
 淋病でも、女性の場合は約半数にしか症状が出ません。知らないうちに病気が進行して、将来赤ちゃんの産めない体になってしまうこともあります。

 2000年のある調査では、女子高校生の約50%にセックスの経験があります。
 また、初めてセックスする年齢が下がっています。
 初めてセックスしたときにコンドームを使った人は、1995年には74%ありましたが、2000年には31% に下がっています。

 つまり、コンドームを使わないからうつる、症状が出ないからうつすのです。
 これからは、女性がコンドームを用意して使う時代です。
 相手の男性にセックスの経験があれば、必ずあなたにも感染のリスクがあるのです。
 
 1992年のエイズ騒動以後、エイズに対する関心が低下してしまっています。
 けれども、日本でも97年以降、異性間性行為による感染報告が急増しています。
 クラミジアなどの性感染症にかかっていると、局所に炎症があるためにエイズウイルスもうつりやすくなります。

 もっと知りたくなった人は、

    性の健康医学財団のホームページへ
    アドレスは、http://www.jfshm.org/